佐藤育余の絵画世界

●制作の現場から
～日常のよろこび　やすらぎ　そして希望～
日常のなにげない一場面から、生きているよろこびを感じます。　
そしてそこから情感豊かな色彩で、温もりのある詩的な世界へと作品を創り上げるようにしています。　
観て下さる方々にやすらきや希望を感じていただければと思いながら日々制作しています。

画題は、四季折々の花や静物、風景やかわいい子供たちの日常を油彩と水彩で表現しています。
風景は北海道やイタリア、イギリス、フランス、現在住んでいます伊豆などです。
最近の題材として、美しい星「地球」の住人「人間」の存続における、今私たちができること、例えば作物の「実り」で命をつないでゆくことなどを取り上げて描いています。
そこには、戦争反対や限りある資源の大切さ、美しい自然の温存、それにより人類の希望と幸せを願っての気持ちがあります。
新しい題材も視野に入れながら、私自身が感動するような作品を制作していきたいと思います。

絵画活動としては、地元の三島ギャラリープラザさんと、東京銀座ギャラリームサシさんでそれぞれ１年おきに、１週間の会期で個展をしています。
あとオオワダアート絵画教室の皆さんと、三島でグループ展「バーミリオン展」を毎年１１月に出品しています。

●これからの制作活動について
静岡県田方郡函南町に東京から引っ越して来て約２８年になります。
人前で話しが苦手で、声もうまく出せない自分をなんとか変えたいと思い、話し方の「鈴木薫」先生にご指導を受けました。
練習は主に絵本で行い、ようやく人前で読めるようになりました。
そこから読み聞かせのボランティアを、おおよそ２０年ほど町内の小学校と中学校で、朝の時間帯でしています。
様々な絵本を選んで読んでいるうちに、こどもたちに少しでも力になれるようにと願うようになりました。

日頃こどもたちを絵画教室で指導していても、かわいい仕草や思いがけない発想に驚かされます。
この恵まれた環境の中から題材を得て、私の絵で何とか絵本にしたいと思っております。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　佐藤　育余